福岡のキャンプテクニック、グッズの達人と言ったらこの人、福岡県キャンプ協会会長 大橋光雄氏。何かと、このキャンプ場もお世話になっていてアドバイザー的存在です。福岡のキャンプを扱ったテレビ番組によく出られたり、九州のあちこちのキャンプ、アウトドア講習をやってられます。キャンプのことを喋り出すと止まらない、その内容の濃さにはびっくりです。このページでも氏より情報を提供頂いています。大橋氏に興味のある方はhttp://www3.coara.or.jp/~campnet/をのぞいてみて下さい。
竹の節と節の間にお米をいれて、とにかくフタができるように容器を作ります。原さんは横にフタができるようにされました。のこぎり、のみ、金槌があればそんなに苦労しないでできそうです。ちなみに竹は孟宗竹です。米は別にボールとかでといでおき、水はきちんと計っておきます。これに、筍やアゲ、ワラビ、だし汁、酒を入れたら炊き込みご飯になります。
竹の両端はカマドにかけられるように長めにとっておきます。カマドは今回耐火レンガで作りましたが、バーベキューコンロの上に置いても良さそうです。どんどん燃やしましたが、飯盒より結構時間がかかります。炊きあがり状態を確認するにはやはり、ぐつぐつという音や吹きこぼれがしくなって、それからふたを開けて見てみます。「赤子泣いてもふたとるな」と言いますが焦がしてしまうよりいいでしょう。もちろん、蒸らしの時間も必要です。
「ちょっと焦がしてしまったー。」と原さん。経験者といえども名人への道は険しい。しかし、ご飯は竹の香りがして結構おいしいと思いました。ああ炊き込みご飯をやってみたかった。やはり、炊きあがるのに時間が少々かかるようです。ここ夢たちばなビレッジでは、自分で切り出されるのなら竹は簡単に手に入ります。道具も貸出しますから、時間がある方は子供さんとチャレンジしてみては。
薪を使っての炊飯は楽しいもんです。しかし、大変なのは後片づけ。特に飯盒やお鍋についた煤を落とすのは一苦労というか、ほんとにとれない!真っ黒になって帰ってくるレンタルの鍋をスチールたわしでゴシゴシ、1個洗うのにもすごい時間がかかります。それでも、なかなかピカピカにはなってくれません。
しかし去年の事でした。ボーイスカウトの方がピカピカにしてレンタル鍋を返してもらったので、
「すごい!洗うの大変でしたでしょう?」
「いえいえ、クレンザー塗ってカマドにかけると後で簡単に煤落ちますよ。」
「・・・!」
そーなんですねー。カマドにかける前に、液体ならそのまま、粉末なら水に溶かしてテッシュや布で飯盒や鍋に塗っておくと、後で煤が落ちやすいんです。何にでも裏技はあるんだあと感心しました。
川原や小川なんかでまず石を探します。子供達は石探しよりまず川遊びに走ってしまいます。ゆっくり遊びながら石拾いしてください。
石選びのポイントは、
・大きさは自由ですが、とりあえずは手のひらに乗るくらいがいいようです。
・「これ、○○に似てる。」みたいな面白い形がいいですね。
・描きやすいように、ある程度石の表面がすべすべしてる。
・ぽろぽろ崩れたり、割れたりしないもの。
キャンプサイト等現場で描くには「アクリル絵の具」がおすすめです。水彩やポスターカラーでも描けますが、「アクリル絵の具」のほうが色のつきや発色もよく、水彩絵の具の扱い安さで油絵のような絵もできます。注意点はかわいたら、絵の具が落ちないことです。筆、パレットはこまめに洗いましょう。パレットは牛乳パックを開いたものを使ったら、乾くのを気にしなくてもいいです。筆は水彩用でいいんですけど、細かい所を描く方は極細の筆を用意してください。あと、平型の筆もあったらいいでしょう。「アクリル絵の具」は文房具屋さんより画材店にいかないとないかもしれません。
いきなり石にいろんな色で絵を描いてもちろんOK。アクリル絵の具なら描くところを白く塗ると鉛筆で下書きができます。また、上に塗重ねる際発色もいいですし、石の表面の細かい穴も埋まって描きやすいようです。
何を描くかは動物でも、似顔絵でもなんでもいいんですけど、圧倒的に子供がつくるものが面白い!大人は絵はうまいけど、やはり石の形におもしろい発想ができなくなっているみたいです。アクリルだったら失敗してもどんどん塗重ねられるし、また白く塗ってしまえば最初からできます。水彩絵の具だったら水とタワシなんかで洗い落とせばいいでしょう。たくさんつくって標本箱に飾ったら夏休みの作品になります。
とりあえず手元にある物を撮ってみました。これからいろんな作品を撮ってギャラリーにしたいと考えてます。
段ボールの中断に「えいやっ」と棒を通し、焼き網をのせます。これでスモーカーの完成。箱の大きさですが、薫製にかける素材の量によりますが、大き過ぎると煙がよくかかりません。家族で楽しむなら、みかん箱より小さめで焼き網がちょうど入るくらいのものがいいでしょう。
上から見たスモーカーです。中の焼き網がみえますか?焼き網の位置は薫製するものが乗ってもフタが閉じられるところに。
スモークウッドです。4時間は煙が出ます。スモークの時間にあわせて折ったりして使います。はっしこの方にコンロやバーナーで火をつけるとモクモク煙が出ます。巨大なお線香のかんじです。種類はさくらやリンゴ、ヒッコリー等あります。下が焦げないように耐熱性のお皿や飯盒のフタを使って下さい。段ボールの底のフタはぬいていたほうが安全。
ナッツ類はお皿に入てれそのままスモークウッドの横に置いてもいいです。チーズはウッドと近すぎると溶けますから注意。焼いた手羽先なんかもいいと思います。基本的にここではそのままでも食べられる素材にしました。生肉から作るソーセージやベーコンは仕込みや温度管理が必要ですので専門書を見てやって下さい。
スモークウッドに着火後、素材を入れたらフタをします。箱の中に煙が充満します。フタやその他のところから煙がもれないようガムテープ等でふさぎます。あとは1時間から2時間ほったらかし、遊んでいたり他のことができます。低温なので段ボールが燃えたりはしませんが、軽いので風で飛んでいかないように石やレンガなんか使ってください。それとほったらかしとはいったもののスモークウッドの火が消えてないかは時々確認して下さい。
充分色がついていたら素材を取り出し、しばらく風にあててください。手軽にお酒のつまみが数品できて、お父さんはウレシーの薫製です。