●生地の材料
このキャンプ場ではパン生地と同じ材料を使っています。
・強力粉300グラム ・砂糖大さじ1杯〜2杯 ・塩小さじ1杯 ・ドライイースト大さじ1杯 ・バター7グラム以上お好み
・ぬるま湯200CC
本格的なピザ生地は薄力粉を混ぜたり、バターではなくオリーブオイルを使います。
●生地をこねる
材料を全部ボールに入れ、ぬるま湯を少量ずつ粉になじむように手で混ぜ込みます。水を全部入れたら、あとはしっかり15分程度こねて下さい。
●発酵の用意
生地を丸く形成し、ボールの底においたらラップをかけます。乾燥が気になるときは、しっかり絞った濡れフキンをかけます。
発酵には30度から40度の環境が必要です。ぽかぽか日なたにおくか、お湯など熱源を近くにおいたりして環境をつくってあげます。夏はどこにおいていても勝手に発酵しますが、冬はあれこれやります。時間で夏20分、冬は40分は最低かかります。
写真ではボールの底にお湯をはったボールをおいています。生地を入れたボールが直接下のお湯につからないように注意して下さい。生地が底の部分だけ固くなってしまいます。
生地が2倍近く膨れていたらOK。
●ダッチオーブンの準備
生地を発酵させている間に木炭の火おこしをしましょう。そして、ダッチオーブンのフタの上一杯と鍋の底一杯に火のついた木炭を広げておきます。1釜で4枚以上焼きますから充分に熱しておきましょう。
●発酵した生地
このくらい膨らみました。膨らみが小さいと生地がのばしにくいようです。
ラップを取って、生地をそーっとこねてガス抜きをします。軽くまとめたら、まな板に載せ、ナイフで4分割します。4分割した生地は丸くまとめ、ボールに戻して乾燥しないようラップをかけておきます。
●ピザ皿の準備
ダッチオーブンで焼き上げる際にピザが取り出しやすいようにアルミホイルやオーブンシートでピザ皿を準備します。どちらもピザが取り出しやすいように手で持つ部分は余裕を取っておきます。アルミホイルを使う場合は生地がホイルにくっつかないようオリーブオイルをたっぷり塗っておきます。
●生地の形成
4分割しておいた生地を伸ばします。作って置いたピザ皿に載せて、真ん中を薄く、縁を厚くするよう手で少しずつ広げていきます。麺棒を使うより手で直接のばしたほうがいいようです。強力粉だけで作った生地だとなかなか薄く広がってくれません。うまく広がらないからといってやけにならずとにかくわいわい楽しみながらやりましょう。破れたり、形がいびつでも手作りなんだからいいと思います。
●生地にトッピング
生地にお好みでトッピングします。チーズ、ピザソース、サラミ、ベーコンやピーマン等の野菜はおもち込み下さい。
●焼き入れ
トッピングした生地をピザ皿ごと熱しておいたダッチオーブンに入れます。途中で落とさないようにトレーや鍋のフタを使いましょう。
早いと3分程度でも焼き上がりますが、時間はその時の火加減によります。とにかく1分刻みでフタを開け、様子を見て下さい。目安はチーズがぐつぐつ溶けて、生地の縁又は裏側に焼き色がついていたらとりあえずOK。
1枚目の焼き具合を見てダッチオーブンの上と下の木炭の量を調整します。
生地の裏側がコゲやすいときはオーブンの底に金網を敷きます。あるいは、木炭の量を減らして下さい。
取り出すときはヤケドしないように手袋をして、ピザ皿の縁をつかんで持ち上げて下さい。
4枚以上焼く場合は木炭を補充してください。
●あつあつピザ
落とさないようにトレーにのせてテーブルまで。ピザカッター、包丁でカッティング。とにかくあちちと言いながら食べてみましょう。焼きが足りなかったらもう一度オーブンに入れて下さい。小さい子供達でも1枚くらいは食べてしまいます。
子供会の行事ではバーベキューより楽しいメニューになります。